交際費と会議費の違い、正しく説明できますか?
2025/08/22
交際費と会議費の違い、正しく説明できますか?
経費処理の中でも、法人において特に迷いやすいのが「交際費」と「会議費」の区別です。
いずれも飲食代や打合せの場面で使われる費用ですが、税務上の取り扱いに差があるため、正しく区別して記帳しておくことが重要です。
今回は、実務の現場でもよくある質問をもとに、その違いを整理します。
✅ そもそも「交際費」と「会議費」とは?
■ 交際費とは
取引先や顧客などとの関係維持・促進のために使う接待・贈答・慶弔費用などが該当します。
例:取引先との接待飲食、贈答品、慶弔見舞金など
👉 法人税法上、交際費は法人規模に応じて一定額まで損金算入可能ですが、制限がある点に注意が必要です。
■ 会議費とは
会議・打合せ・社内研修などにおける軽飲食や資料費など、業務上必要な場面での費用です。
例:社内会議で出すお茶・弁当、顧客との打合せでのコーヒー代など
👉 原則として、制限なく全額経費処理が可能です。
✅ 判断に迷うグレーゾーンとは?
下記のような場面では、判断が分かれがちです。
シーン
判断のポイント
経費区分
取引先と昼食を伴う打合せ
打合せ内容が主、費用が軽度なら
会議費
同じく飲酒を伴う会食
接待色が強い
交際費
社内のプロジェクト打合せで弁当を支給
社内会議
会議費
得意先への手土産や贈答品
業務促進目的
交際費
👉 会議費として処理するには、「会議の開催記録(議題・出席者)」や「領収書へのメモ書き」など、客観的な証拠があると安心です。
✅ 税務調査で見られるポイント
税務署が確認するのは、「会議費として処理した飲食費が、実態として接待でないか?」という点です。
会議の議題やメモ、出席者が業務に関係するか?
費用の額が妥当か?(一人あたり5,000円以内が一つの目安)
領収書に具体的な利用目的が書かれているか?
しっかりと根拠を残しておくことが、安心に繋がります。
まとめ
交際費と会議費は、「誰と、どこで、何のために、どの程度の費用を使ったか」が判断の基準になります。
一つひとつは小さな金額でも、蓄積すれば大きな差になります。
迷ったときは、ルールの原則に立ち返り、記録を残すこと。
判断が難しい場合には、お気軽にご相談ください。
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